1.配属されて間もなく与えられた仕事
新入社員のYANが配属されて間もなく与えられた仕事、それはハードディスク(HDD)の破壊。
会社では定期的に古くなったパソコンを廃棄するのだが、内蔵されているHDDはセキュリティ対策として、物理的に壊さないといけない。
まずは、パソコンからHDDを取り出す。その時に初めてパソコンの中身を見た。(この時はゆくゆく自分が自作PCを組み立てるとは思ってもなかった)
次に、いかにも強そうな↓の機械にHDDを入れ、レバーを手押し井戸ポンプみたく反復させることで、HDDに小さな穴を開けることができる。
これが意外と重労働…
2.データ削除だけでは不十分
「わざわざ物理的に壊さなくても、データを削除してたなら問題ないじゃないか。」と思うだろうか。
実は、恐ろしいことにHDDのデータというのは、例えフォーマットしていても頑張れば結構復元できてしまう…
↓参考
3.適切なデータ削除方法
実際にYANはHDDのプラッタに穴を開けるという、体育会系な方法を取ったが、一般家庭にこのようなおぞましい機械はないと思われる。
そこで、フリーソフトもしくはコマンドで確実に削除する方法をおすすめする。
ざっくり説明すると、ランダムなデータを繰り返し上書きすることで、元のデータを上書きし、復元不可能にできるのである。
1.フリーソフト
- DBAN (Darik’s Boot and Nuke) https://dban.org/
- Eraser https://eraser.softonic.jp/
2.コマンド
スタートメニューの検索バーに「cmd」と入力する。
「コマンドプロンプト」を右クリックし、「管理者として実行」を選ぶ。
「ユーザーアカウント制御」が表示された場合、「はい」をクリックして管理者権限を許可する。
コマンドプロンプトに次のコマンドを入力する(C: は消去したいドライブの文字に置き換えが必要)
cipher /w:C:
上記のコマンドを入力し、Enterキーを押下。
※コマンドの実行には時間がかかる可能性がある。
4.終わりに
パソコンを廃棄・譲渡する前にはHDDに自分のデータが残らないように注意しよう。
破壊器とかあるんですね!
復元は怖い…:(´・ω・)ω・`):